[職種辞典]海外営業

グローバル化が進む製造業は、海外営業体制の強化が課題となっています。中国や東南アジア、インド、ロシアなどに進出する企業が多くなっているため、増加する海外向け営業の仕事内容と転職市場を解説します。

海外営業

高齢化社会の進行や人口減少など国内経済が伸び悩む中、特にグローバル化が進む製造業は海外営業体制の強化が課題となっています。

自動車や一般家電、デジタル家電などのメーカー、それらの関連企業を中心に、中国や東南アジア、インド、ロシアなどに進出する企業が多くなっているため、海外向け営業の求人は増加傾向にあります。

そこで海外営業の仕事と転職について解説します。

海外の営業活動における特色

海外営業の仕事は、海外の現地法人や代理店、海外市場向けに、自社製品の取引を行います。海外営業における勤務形態は、主に2つに分けられます。

  1. 日本国内にいて、海外市場に向けて自社製品などの販売を担当し、出張などで海外を訪れるケース
  2. 海外の現地法人や支社に常駐して、現地で営業販売を行うケース

どちらの形態においても、グローバルな市場で働ける魅力は大きいでしょう。

特に現地常駐の勤務では、生活習慣に順応できる適応力が重要です。また国内業務の場合も現地時間での対応が必要なため、時差がある国とのやりとりが発生する場合は、早朝や深夜における仕事もあるでしょう。

その他に海外営業では、商取引の国や業界によって、商習慣や法律、生活環境などが異なりますから、その国に特化した知識は必要です。一般的に英語が使用されることが多くなりますので、共通語としての英語やその国の言語を使ったコミュニケーション力は重要です。

必要とされる能力

転職の際にはまず営業経験、あるいはそれに準ずる経験を積んでいると有利です。

競争が年々激化している海外市場での商取引やインターネットマーケティング、候補市場の販路開拓業務のほかにも、メーカーなどでは技術的なサポートなど職務は多岐にわたります。そのため、企業や取引対象となる国にとって求めている人材は異なりますので、求められる能力をリサーチすることが重要です。

語学に関しては、一般的にビジネスレベルの英語力が求められます。目安としてはTOEIC700点以上と言われていますが、業務によっては流暢に英語がしゃべることができなくても相手に意図が伝われば十分な場合もあります。
メールのやり取りも多く、トラブル解決なども含まれることもあるので、読み書き能力は重要です。

志望する会社の業務によって、英語とは異なる外国語ができると有利です。
また海外の国や地域によって固有の事情があるので、海外市場や顧客についての知識、貿易についての知識などがある人は評価が高いでしょう。

転職でアピールすべきこと

海外営業が未経験であれば、営業力をアピールしましょう。
職務経歴書を書く際には、自分の営業成果やプロセスが応募企業の海外営業でどのように役立つかを強調することで、採用の可能性が高まるでしょう。

また日本の感覚と異なる海外営業では、相手国への敬意を持ちながらも、忍耐力や冷静な判断力、柔軟性、積極的な行動力などが武器になります。海外営業の面接では、人間性や営業への熱意などが重視されますので、海外でも通用する自分の強みなどをアピールするといいでしょう。

さらに、海外営業に適する人材だと思わせるようなエピソードを考えておくことです。たとえば留学経験や、取引先の国の文化に興味があるなど、応募企業との接点を見つけて説得できるといいでしょう。

基本的な語学力はもちろん必要となりますから、英語をはじめとする外国語での面接があっても動じないように、ブラッシュアップは常に心がけてください。
一方、業務に直結する資格や海外でのMBAの取得、業界の専門用語を覚えるなど、積極的に仕事に取り組む姿勢を示すことができれば、好印象を与えられるでしょう。

まとめ

海外営業への転職を目指す方や未経験の方にとって、求人の増えているこの時期はチャンスが多くなります。情報収集を進め、幅広い業界から自分に適した会社を見つけるためにも、人材紹介会社や転職サイトなどに登録して転職を成功させましょう。

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