[職種辞典]人事

企業の成長を支える「人材」の採用・研修に関わる人事は、企業の発展を支える要となる職種の一つです。それでは、人事の具体的な仕事内容や転職動向について解説していきます。

人事

企業の業績好転や個人の消費意欲の回復などを背景に、転職市場では中途採用の再開や拡大の動きがみられています。企業が従業員を雇用する場合、企業規模にもよりますが、ほとんどの企業において、採用から入社、入社後の研修や勤怠・給与管理、更には退職までの手続きを、人事が対応しています。

企業の成長を支える「人材」に関わる全てに関与する人事は、企業の発展を支える要となる職種の一つです。それでは、人事の具体的な仕事内容について解説していきます。

人事の仕事

ほとんどの会社に人事組織はありますが、総務と同じ部署に包括されているケースもあります。人事の仕事を大きく分けると、人事・労務管理や人事戦略、採用、教育・研修、海外人事などです。

具体的な仕事内容としては、勤怠管理や給与関連業務、社会保険関連、安全衛生管理、雇用管理などのほか、正社員やアルバイトの採用関連業務、研修体制の整備、評価制度の見直しなどが入ることもあります。

他にも就業規則の整備や労使協定の締結・届け出、緊急時の対応や海外対応などが含まれることもありますが、顧問に社会保険労務士がついているかどうかでも異なります。

採用に関しては、会社の顔となってPRすることも重要な仕事です。また場合によっては、いい人材を積極的に採用するためにスカウト活動を行うこともあります。

「人事」と聞くと、採用関連業務をイメージする人も少なくないですが、実際のところ、その業務範囲は幅広く、それぞれの業務において深い知識と高い能力が要求される難易度の高いお仕事です。

必要とされる能力

人事はまさに人相手の仕事で、社内でのヒアリングなども多くなりますから、コミュニケーション能力は重要です。基本的に「人と関わることが好き」な方が適しています。

またHR総合調査研究所の「人事キャリアに関するアンケート調査」(2012年12月7日~20日)では、コミュニケーション能力のほかに専門知識や事務処理能力、トラブル処理能力、情報感度、企画・戦略立案力なども上げられています。

これらの他にも、人事や社会保険、教育など専門的な知識が必要になります。また一方で、あらゆる部署や多くの人と関わり人材を確保し育て、働きやすい環境を整えるなど、会社の成長に直結する経営に近い要素がある仕事と言えるでしょう。

転職で有利な資格

人事労務の求人募集の中には、「社労士資格優遇」「社労士であれば尚可」などの記載を見かけることもあります。

社会保険労務士は、年金・雇用・保険に関するスペシャリストですから、人事労務の仕事と共通点が多くあります。つまり人事労務の知識の基礎となる資格試験の勉強は、現場ですぐに役立つ可能性が高くなるのです。

採用や教育・研修に携わる場合には、キャリアカウンセラーやコーチングなどの資格も有利となります。特に未経験から人事への転職を考える場合は、これらの資格を取って、即戦力となるくらいの心構えは必要でしょう。

しかしながら人事は経験も重要です。20代や30代前半で人事関連の経験を積んでおくことが、将来人事として活躍できる第一歩となるでしょう。

転職でアピールすべきこと

仕事での成長過程が分かるように、職務経歴書は時系列でまとめるのがポイントです。

自己PRでは、人事業務に連動する意識を持って仕事をしていたことに焦点を当ててアピールすることです。そうすることで、面接の場面でも志望動機につながる話をすることができるでしょう。

また応募企業との接点や人事職の適性であるコミュニケーション能力などを強調して、自分の売りを面接で説得できるように工夫してください。

中途採用の場合は即戦力が求められる傾向にあるので、転職する際には経験が重視されます。もちろん、未経験からチャレンジするのであれば、転職サイトや紹介会社などを利用し選択の幅も広げることで、転職を成功させるチャンスも高まるでしょう。

まとめ

人事は人気職種のひとつですが、高いスキルと経験を求められる仕事です。まずは人事職に有利になる資格を勉強したり、人事関連の仕事の経験を積むことから始めてみてはいかがでしょうか。

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