[職種辞典]保育士

待機児童問題の解消、ワーキングマザーの活躍など、自治体や官民が協働して保育園の拡充が進められている昨今、保育士の仕事が注目を集めています。保育士の仕事について、必要な資格やその魅力などを見ていきましょう。

保育士

待機児童問題の解消、ワーキングマザーの活躍など、自治体や官民が協働して保育園の拡充が進められている昨今、保育士が注目を集めています。ニーズも高まりつつありますが、どのようにしてなることができるのでしょうか?

保育士の仕事について、その内容、必要な資格やその魅力などを見ていきましょう。

保育士とは?

保育士とは、保育所で働くための国家資格を保有した人のことです。保育所は、親が働いている、または病気などの理由で、家庭で十分にケアが受けられない子供たちを、家庭に代わって保育を行います。預かる子供の年齢は、乳児から小学校未就学年齢までです。

仕事内容は対象年齢によって異なりますが、生活習慣(排せつや睡眠、食事、衣類の着脱など)を身に付けるための援助や指導を行います。また、遊びなどを通じて心身ともに健やかに成長すること、集団生活を通じて学ぶことを促す役割を担います。

保育士になるためには?

保育士になるためには、保育士資格を取得して、保育士登録を行います。そして、資格を取得するためには、以下の2通りがあります。

  1. 資格が取得できる大学や短大、専門学校を卒業すること
  2. 保育士試験に合格すること

保育士試験は、都道府県ごとに年1回行われます。受験資格は、大学、短期大学、専門学校卒業もしくは卒業見込みで得られます。また、高校卒業であれば児童福祉施設での実務経験が2年以上で2880時間以上、中学校卒業で5年以上で7200時間以上あれば受験資格が得られます。

保育士の適性

とにかく子供が好きなことは、大切な要素のひとつです。

小さい子供の命を預かる仕事でもありますので、安全に配慮し、全体を見渡せる視野の広さはとても重要です。また、親の代わりに保育を行うということから、子供の様子を親や同僚に伝え、時にはアドバイスを行うなど、コミュニケーション能力の高さも求められます。

この他にも、たくさんの子供たちの排せつや衣類の脱着のお世話から、遊びの相手など、多くのエネルギーを必要とします。さらに、保育日誌をつける、年間の行事を企画する、など事務的な能力も求められます。

給与と勤務体制

● 給与について

総務省統計局の平成24年賃金構造基本統計調査によると、平均給与は21万円です。公立保育園であれば、地方公務員と同じ額が支払われます。私立の場合、施設によって異なります。

有資格が必須であるだけでなく、幅広い分野の能力が求められる仕事内容を考えると給与水準が低いのが課題ですが、今後更なる保育所の拡充とともに、保育士不足の一因でもある待遇改善の必要性が出てくると予想されます。

● 勤務体制について

保育園によりますが、開園時間が長いところはシフト制を敷き、出勤時間をずらして対応しています。多くの保育園では週休2日制を導入しています。土曜日に開園しているところは、交代制で他の曜日に休みを取ります。

保育士の魅力

資格は一度取得すれば更新などの必要がないため、一生その資格を保持することができます。そのため、出産や育児でブランクができたとしても復帰する率が高く、育児の経験が生かされることも特徴です。
また、乳幼児期の子供の発達はめざましく、子供の成長過程を目の当たりにすることができます。吸収力の大きい子供たちは、保育士の真似をするなど、与える影響力が大きいこともやりがいとなります。
共働き家庭の増加を受け、行政は待機児童解消のために、保育所の拡充を図っています。そのため、今後もニーズは高く続いてゆくでしょう。

<子供の成長に関わる社会意義の高い仕事 保育士は、子供が好きな人にとって、子供の日々の成長に関わることができる非常にやりがいのある仕事です。また、女性の社会進出を間接的に支援できる社会意義の高い仕事です。 資格を取得することによって、一生モノとなるスキルは、あなたの未来を保証することにもなるでしょう。
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