「辞表」?「退職届」?「退職願」?円満退職のための正しい書き方

「辞表」「退職届」「退職願」などいろいろな呼び方がありますが、その違いや正しい書き方などをご存知ですか?円満に退職するためにも、今回は、退職願の正しい書き方や提出の仕方などをお伝えします。

退職願1

よくテレビドラマなどで、「辞表」と書いた封筒をたたきつける……なんてシーンがありますね。「辞表」「退職届」「退職願」などいろいろな呼び方がありますが、その違いや正しい書き方などをご存知ですか?円満に退職するためにも、今回は、退職願の正しい書き方や提出の仕方などをお伝えします。

「退職願」「退職届」「辞表」の違い

よく混同されやすい「退職願」「退職届」「辞表」ですが、一般的にはこのような分類になっています。

  • 退職願

一般的には「自己都合」での退職で使用します。「会社に退職のお伺いをする」という意味合いのため。

  • 退職届

一般的には「会社都合」での退職で使用します。ただし、後述しますが、会社都合の退職の際に退職願を出すと不利になる場合もありますので注意。また、退職届は「退職します」という意思表示なので撤回できません。

  • 辞表(辞職願)

役職についている人が退職する場合に使用します。

退職願の書き方、出し方

書き方のポイント

  1. 用紙や筆記用具

会社の規定の書類があればそれを利用します。ない場合は、もっともフォーマルとされる無地の縦書きの白便箋に手書きで記入します。

  1. 宛先

会社の代表者宛にします。

  1. 書き出し

「退職願」と書いた表題の、その次の行の一番下に、「私は~」にあたる「私儀」もしくは「私事」と記載します。

  1. 内容

退職を希望する日付を必ず記入します。年号は元号(平成●●年)としたほうがフォーマルです。退職理由は詳しく書かず、一般的には「一身上の都合」とします。

提出するタイミング

就業規則で決められている場合があるため、まず最初にそれを確認します。民法上は14日前までに提出するとありますが、引き継ぎや後任探しなども考慮して、退職の1~2か月前に提出しましょう。また、出すときは必ず手渡しにします。机の上に置いたり、他人に言付けたりしてはいけません。

退職願が必要ない場合とは

退職願いの提出が必要ないのは以下のようなケースです。

  • 契約社員や派遣社員など、雇用期間の定めがある雇用契約で働いていて、期間満了で退職するとき
  • 退職勧奨されたが、退職の意思がないとき
  • 解雇のとき

注意したいのが、会社都合での退職の場合です。この場合、「退職願」を出してしまうと、自分の意思で退職したとみなされてしまうことがあります。自己都合と会社都合では、後にハローワークで失業保険の手続きをする際に扱いがかわります。

自己都合退職では、失業保険を受け取るまでに3か月の待期期間がありますが、会社都合退職はそれがありません。会社都合退職の場合、書類提出を求められたら「退職届」と書きましょう。

退職後にもらう離職票にも退職理由の記載がありますので、そちらもあわせてきちんと確認しましょう。